本書は、昭和九年に刊行されるや、一世を風靡し、戦雲たれこめる暗く不安な時代にあった人びとに一筋の光明をもたらした名著であり、原始仏教のもっているみずみずしい生命力を復興し、法句経の名を天下に知らしめたのである。仏教再認識の機運を盛り上げ、昭和の仏教革新運動の起点となった本書は、いまなおわれわれに、仏教の真髄が何であるかを教えてくれるとともに、人生というものは豊かな意義深いものであると認識させてくれる。
1 うらみは熄む
2 本味をたずさえて去る
3 死の領土にあり
4 有ること難し
5 愛するものに会うなかれ
6 足跡を知るに由なし
7 萎れたる花びらは散る
8 眠りえぬものに夜はながし
9 自己を措きて誰に寄辺ぞ
10 太陽は昼に輝き月は夜に照る
11 我に子等あり我に財あり
12 水鳥は池をすて去る
13 心けがれて何ぞ黄衣をまとわん
14 三宝に帰命したてまつる
15 四つの真理と八つの道


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