本書の良いポイント ・1「部分図から全体図へ展開する構成」 ・2「予習→学習→復習という流れ」 ・3「かゆいところに手が届く文章(笑」 自分は初段少し前位の時にこの本を購入しましたが、本書は「対象は初段から」とは言うものの、上級者(5級以上)ならば基礎編を読まずにでもかなり実践に応用できるのではないかと思います。その理由は、 1番目のポイントにあげた「前半は部分図で、後半は全体図で」という構成になっているからです。飛車や角などの利きの大きい駒は「詰めろ逃れの詰めろ」をかけることが出来る駒ですが、それを度外視して、即ち小駒しか手元に無いというような場合でも十二分に対応できるからです。初心者の方はどうしても寄せで大駒に頼ってしまう所がありますが、これならば小駒の価値を見出すのにうってつけだと思います。 また、2番目のポイントについてですが、この流れは非常に効率が良いです。予習という概念はこれまでの棋書には無かったと思います。私としては予習の問題と復習の問題はそれほど違いが無いように思いましたが、その間に解説を入れるという発想がよく、反復して練習が出来るからです。記憶の定着の度合いが違います。 最後に、3番目のポイントですが、正解の手順の解説のみならず、間違えた手順もどうして駄目なのか丁寧に解説してあるからです。どうしても初心のうちは突拍子も無い方向に手が進むものですが、これらの解説を精読すれば、自然と間違いが矯正されると思います。