今まで読んだ原爆関連図書で一番の作品です。被曝者であり、医師であり、低線量被曝の生き証人である著者の渾身の作です。広島での軍医の仕事や軍隊の体制、当時の日本の状況も若い目を通して生き生きと描かれ、今まで知りたかった、生の劣化していない原爆の事実を知ることができました。肥田先生の著作の中で、これが一番好きです。被曝者が被曝するまではごく普通の人々であり、平凡な一国民であったこと、原爆投下が必要なき人体実験、無差別テロであったことなど、意外な歴史の事実を若い人たちに今こそ読んで欲しいです。著者は貴重な低線量被曝の洋書も翻訳されているので、ぜひとも全ての書物の出版を希望します。「広島の影」にも興味があります。こんな貴重な本を書いて下さってうれしく思います。現在御年93才、まだまだこの世は肥田先生を求めています。
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