新しいストーリー展開にも期待大

中央アジアテイストで新風を巻き起こした『乙嫁語り』期待の新刊。 英国人スミスを乗せたラクダは砂漠を越え、物語の舞台はアラル海沿いの村へ。 そこでは、理想の結婚相手を探して双子のおてんば姉妹が大奮闘の大奇譚…。 圧倒的な画力と、硬軟緩急のストーリー展開を自由自在に使いこなす著者の才能が十分に発揮され、活き活きとしたスピード感のある読み応えが素晴らしい。 スミス自身の「なんだかすべてが直接的というか…、ためらいがないと言うか…」という台詞のとおり、ビックリするほどストレートな言動に大爆笑。 大笑いの後に、静かでプリミティブな感動が胸に残る名作。