学ぶ前には難しすぎる?

「音響学」を学ぶ前に、と銘打っているので、語句基礎的なことや音響学のさまざまなトピックを啓蒙的に扱うような本を想像していましたが、実際に読んでみたところ、ちょっと、音響学を知らない読者、特に文系の読者がこの本を開いたら、むしろ音響学を嫌いになるのではないかと思いました。 不用意に数式が持ち出されるので、数学の苦手な二都にとっては取っつきが悪いと思います。それに、多くの項目で、必要以上にレベルの高いことに触れられていて、これでは、音響学が嫌いになっても仕方がないと思います。 正直言いまして、この著者は文系学生の気持ちが全くわかっていないという気がします。序文で、音響学が嫌いな学生が多いことについて触れられていますが、そればこの著者の授業のせいではないでしょうか。 むしろ、音響学を学んだ後に読めば、それなりに面白い本と言えるかもしれません。