下りに触れてよく読んでいる。

リスニングルーム探訪は、下りに触れてよく読んでいる。掲載されている方たちの機材はすごいが、私のお部屋の機材はアキュフェーズのプリメインと、長岡鉄男さんの 16cmバックロードとなっている。不満はないでいる。10数年前にはアキュフェーズのセパレートアンプと、D-7MK2で、当時その、スピーカーを作ってから10年以上も浮気性で迷いも多い自分の部屋に居座り続けていた。ツィーターにはJA05062を乗せた。それほど、サウンドが佳かった。 10年余り経って、ユニットのエッジが廃れて、へんてこになったのと同時に、仕事の方がうまくいかなくなって、憂き目にあってアンプもプレーヤーも手放したりした経緯がある。しばらくはミニコンポでCDを聴いていた時代があった。数年前だったがまたいくらか余裕も出来たのでアキュフェーズのプリメインを買って、16CMのユニットをFOSTEXの持っていた箱に入れて聴いている。オーディオの醍醐味というのは私にとっては、快感なのだろうと思う。音の快感だ。 高校を出て、父の商売をそのまま継いだが、初任給にもらった4月の給料、50000円を握りしめて友だちを誘って、浜松市内のオーディオ店に出かけて、マイクロ、トリオ、パイオニアと揃えた。とてもいい音がして、念願のステレオに浸っていたものだった。その後、雑誌記事にそそのかされたか、アンプを取り替えてみたら何だか低音の出ないという、そんな風になって愕然として困ったが、その後もアンプを換え、スピーカーを換えたりすること、数10回。今にして思うと、私に、定見がなかったようである。終いには、お金を使うばかりでオーディオなんてやめようと考えた。そんな時に、雑誌の評価と人気を知ったのが長岡先生のD-7MK2だった。作って、夜中に完成して、トリオのKA9900で音を出してみたら、この上ない佳い音がした。こんな感激は始めてのようでもあった。やったぁ! と小躍りしたことを憶えている。 本書に掲載されている各界のマニアの人たちも、同じく、好きでやまない人たちなのだろうなと、そこはとても共感してしまう。もとより、好きな歌手や曲をよい音で聴きたくて、オーディオの世界に走ったというのが自分にとっての動機でもあった。凝り性でもあったが、一度、失敗というか辛酸も舐めたので、あまりにお金をかけようという気にもならない。本書に登場してくる方たちのよ