清十郎が・・・!というところで終わった全巻の盛り上がりから、清十郎を倒した武蔵の複雑な心情、吉岡一門をはじめ、世間の武蔵に対する見方が変わる様子が語られます。 でも、結局おつうの言うように、それはまた元の「獣」として恐れられる存在。 小次郎の名を語る又八はついに正体を暴かれてしまいますが、そこへホンモノの小次郎が現れます。 全巻通して切ない「無」と、武蔵と小次郎の交わりかかりつつまだ重ならない、二人の運命がもどかしいです。