編成からして上品な香りが漂う。

編成はゲイリー・バートン(vib)、ステファン・グラッペリ(vln)、スティーヴ・スワロウ(el-b)、ビル・グッドウィン(ds)となっており、少なからずジャズ初心者がクレジットを見るとホントにジャズ???と首を傾げたくなること受けあい。 元来、ヴァイオリンを含めたジャズ編成というのはかなり稀有であるから、まあそのサウンド聴いても驚かれる方は多いと思う。 ただ、この盤、69年のこの時点では20代のフレッシュなゲイリー・バートンが参加しており、ヴァイオリンとヴァイヴの相性がこれほどまでに良いのかと再認識させてくれる好演となっている。 確かにジャズは熱く、荒々しい一面があるのは確かではあるが、本盤はクラシックの室内楽曲にも似た上品さを全編に渡り醸し出している。 ただ、欲を言うのであれば、編曲が個人的には些か残念。 MJQの「ブルース・オン・バッハ」ではないが、この時期のこの編成であればジャズアレンジのクラシックなど取り上げても面白かったのではないかという気がしないでもない。 曲目タイトル: 1.ダフネ[4:09] 2.ブルー・イン・グリーン[3:39] 3.フォーリング・グレイス[3:14] 4.ヒアズ・ザット・レイニー・デイ[5:28] 5.コケット[3:57] 6.スウィート・レイン[3:40] 7.夜は千の眼をもつ[3:43] 8.アルペジ[3:23] 9.アイダーダウン[4:13]