信託に関する本の新刊は、ほぼ全部購入しているが、本書の特徴は、Q&A形式というだけではなく、また、単に、理論的という机上の空論から進んで、自らも実務に携わる専門家らの知見を集約して、最先端で起きている信託の「難問」を解き明かすというコンセプトに惹かれて購入。何が難問かは、人により異なると思うが、伝統的な解釈論の及ばない領域に踏み込んで検討・分析を行い、信託の利用形態の多様化に幅広く対応している点で、信託のさらなる普及に貢献できる書物として評価したい。