西郷の神格化批判に共感
先日、著者の講演を聞きました。どう考えても西郷ファンの多い中著書の内容をかみ砕いて私たち老人に伝えてくれました。西郷は「人柄」で語られる事が多いと思います。しかし、著者が言うように「歴史上の人物」であることを忘れてはならないのではないでしょうか。奄美の人々の苦悩、征韓論の真実、西南戦争の現実そして西郷神格化を必要とした大日本帝国の思惑。どの指摘も納得できるものばかりでした。講演会では、西郷ファンの異議申し立てもありましたが、理路整然とした著者の言葉にたいがいの参加者は見解を新たにしたのではないでしょうか。教育者の視点というのもこれまでになかった西郷批評と言えるでしょう。
勇気ある出版と言えます。
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