大きな歴史と小さな歴史

歴史関連の学会に、ひょんなことから一般の中年男性が登壇することになる。 彼はジュラ紀以来のはるかな歴史の継承者を自認していた。 かつて実際に起こった旧石器捏造事件の記憶も呼び覚ましながら、生命の大きな歴史と家族の小さな歴史がからみ合い、渾然と溶け合っていく。