意外と本格的

ポピュラー音楽のアレンジにおいて、どうしてもコード進行主体となることが多いことから、対位法的な要素を盛り込むこととコードの関係をうまく構成することは、結構上級編になっているように思います。 本書は、そのような授業に答えるものとして出版されていますが、実際に中身を見てみると、意外と本格的、と言うか、結構クラシックで教えられるような事柄をまあまあ含んでいるようで、安直に対位法的テクニックを身につけようと思う人には、少しずれてしまうかもしれません。 まあ、最終的にはアレンジのセンスによるところも大きいので、どこまでを理論として学び、どこからがセンスや経験で身についてきたことか、その区別は曖昧なものと思います。 とかく容易にアレンジができるような気にさせる本が多い中、こうした取り組みは貴重なものだと感じました。