相変わらず中村光はセンスの塊だと感心する。もういい加減ネタも尽き果てているだろうし、一時は弟子達を登場させて腐の匂いもして厭だったりした事もあった。それでも言葉の使いようだけで笑わせてくれるのが凄い。当初は癒しとか和みとか良く言われていたが、基本的に中村光の個性は『荒川アンダーザブリッジ』を見ても分かるようにサディスティックとマゾヒスティックだ。この漫画も決してそれから外れてはいる訳ではない。ただ、ブッダとイエスの二人の思い遣りだけが和めるというだけの事。あまりこの漫画で癒し癒しと言われると、どうも、犬猫に窮屈な服を着せて可愛い♪等言っているのと似た勘違いを感じてしまう。