医学の取捨選択は必須事項

断言しますが、本書はかなり難度が高いです。 西洋占星術、生命の樹、スーフィのエニアグラム、タロットカード、仏教の十牛図の知識を持っていることを前提としていますから、本書を読む前に、それらの基本をざっとで良いのでさらう方が良いです。私は生命の樹の応用説明の解読を苦労しました。かつ、著者の他作品である『インテグラル・ピプノ独習マニュアル』、他数冊を読了して(著者の作品に慣れて)、初めて説明が理解できる一冊になります。 この本を作成するにあたり著者は“医療用ではない”と説明していますが、西洋占星術とは本書の内容に4つの体液と薬草の知識を合わせたものです。その為、疾患の原因を探るのに貢献します。私は自分のみならず周りの人の傾向と症状の関連性に、兼ね兼ね一致していると思いました。 アロパシー医学(一般)とは、病を物理的に考察するので偶発性がありますが、本書では症状そのものには狙いがある、つまり疾患を必然性と捉えます。それは個人の傾向から発生した、という視点です。 この本の内容は、立派な1つの医学であり、寄りかかれる(盲信可能な)医学は、この世に存在していません。万能な医学など存在しないのです。国家試験を必要とするような公認の医学がアロパシー1本だけという国は、日本だけ、実はかなり特殊です。 医学とは、初めは身体のバランスを多角的に整えることから始まりました。医学の基本の基は、インド発祥のアーユルヴェーダです。その後、ユナニ・ユタ医学などを経由して伝わり、占星術を用いたものが西洋占星術であり、その後錬金術と合併したものが、今日日本で行われている近代医学です。それは対処療法・緊急医学です。それはすぐさま命に関わる状態にのみ使われるものであり、既に他国では当たり前の話です。慢性疾患は、その本人の状態や病の傾向から、それに見合った医学を活用することが大事です。その原因や、その症状の引き金となった無意識な本人の特性を考えるのに、本書は大いに適しています。逆に、緊急時の時には適しません。 この本は、かなりスピリチュアルな視点から身体を考察していくものです。難度こそ高いですが、これ一冊を理解することで、難病をも応用可能です。もう一度言いますが、医学は魔法ではありません。本書も例外ではないです。それを前提として読み進めていくと、面白い発見が沢山あります。