「エール」のストーリー 大型本です。

古関裕而さんが残された『鐘よ鳴り響け』や夫婦の往復書簡を元に編まれた『君はるか』から言葉や人生を辿るように編集してあります。また、豊富な写真がより一層、その生涯を可視化できるように工夫してありました。実際の手紙の抜粋も掲載してあり(18p)、愛を育んだ過程も理解できました。「文通開始から3か月でスピード結婚(20p)」です。3か月で百数十通の手紙のやり取りを考えても理解できますが、愛情の深さが伝わってきました。 「エール」のストーリーも上手くその生涯を脚色してあるので、どこまでが真実でどこから脚色なのかを知るのにも最適でしょう。とはいえ、元の生涯が華々しく、激動の昭和を駆け抜けていますので、読むだけで、昭和の世相史や歌謡史をたどることにもなります。