ドク・オクとの対決と、ハリーとの対決・友情の葛藤が描かれ、ストーリーが複層的になっている。サミーライミ監督のやる気が伺える。善意の科学者あったはずのオットーが、実験中の事故によって社会的信用も愛妻も失い、自分が開発したアームに支配されていく。オットーは最後には善意を取り戻すことができるが、ひとが不運な事故をきっかけに転落し、ダークサイドに落ちていく姿には、現実社会の縮図のようだ。サミーライミ監督は、最後には人間の善意が勝つということを伝えたかったのだろう。