聖と賤
私は、あまり消化系が強くないようで、あまり肉は好きではない。でも魚は○。この本は、中世については、だいぶ研究も進み平易な本増えたけど、古代についてはまだまだということで書かれたそうで、内容としては過去の物の再編だそうで。興味のある私などからすれば、やはりそうかということが専門の先生方のお陰で裏付けと言うか、文化の再評価と言うか。そういうことが進んで行く。でも、低い身分に落とされてしまった、かつての地域ごとの指導者や神聖な職についておられただろう人々の末裔(即ち被差別民)に限らず、普通の民の暮らし向きにしても、なかなか書物等には残っていないので、こういう作業は数十年で一歩進むくらいになってしまう。それでも、それらの信仰や生活様式を守り続けた人々の恩恵が、国産の御当地肉が好きな人々の舌鼓を鳴らしている現代は平和だと思う。「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」なども網野史学的で好きなのだけど、私は、網野史観とナショナリズムは両立すると思っている。上からではなく、近所付き合い、郷土愛などを拡大した物が愛国心となるのであれば、である。実際、シマ、ムラ、クニは、そうして大きくなったのだから無理ではないと思う。
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