3部作の予定ではなかったのに、ヒットによって続編がつくられて、1も2もアカデミー賞最優秀作品賞を受賞しちゃう大快挙を成し遂げたシリーズで、唯一評価が低い(失礼)のがこの3作目。 コッポラがこれを製作することを決めた経緯(あまりヒット作に恵まれなかった時期が続き、ちゃんと主人公マイケルの最期を描いていないこともあって、自身の力量を示す作品としてこのシリーズの第3弾を、と考えたらしい)がそうさせたのか、まぁ前2作と比べてしまうと見劣りがしてしまうのは仕方がないところではあります。 でも、御大コッポラは、同じく御大であるジェームズ・キャメロンやリドリー・スコットと思考(志向?)が似ているのか、すでに公開した作品をバージョンを変えてちょくちょく新たに出してくる性癖があり、完全版とかディレクターズカット版とか再編集版とか、色んなバージョンが存在するわけで、この代名詞のようなシリーズにも1と2だけでいくつものバージョンがあるのはよく知られています(個人的には、「ゴッドファーザー」1+2を時系列順に並べ直し、未公開シーンもきれいにつないで編集しVHS3巻に上・中・下でリリースしたバージョンが最高に良かった)。 3だけはそういう別バージョンを作らなかったのは、思ったほどの評価、興行成績を収められなかったからなのか、は分かりませんが、重い腰を上げてコッポラが最終形、完成形だと豪語するのがこの最終章、との触れ込みで登場。 結果から言えば、あまり大きな差はありません、興味がなければスルーしても特に問題にはなりません。ただ、コッポラ監督の情念とか執念とか思い入れといったものは充分に感じられるので、そこに少しでも興味が湧いて、まだ3を持っていないのであれば、最終章の方を買っても損はしない。 かな? 多分w