残念なのは状態
日本最高峰の障害レース・中山大障害を4連覇し、
初めてヨーロッパに遠征した一頭のサラブレッドと
その挑戦を支えた人びとの、心を打つストーリー。
●フジノオー
1959年生まれ、栗毛。父ブリッカバック、母ベルノート。
日本最高峰の障害レース、中山大障害で4連覇を達成。
その後、日本の競走馬として初めてヨーロッパに遠征し、
1966年、イギリスのグランドナショナルに挑戦。
翌年、フランスでふたつの重賞を制した。
●グランドナショナル
イギリスのエイントリー競馬場で行われる障害レース。
距離は約6907メートル、延べ30の障害を飛越する過酷な競走。
その人気と注目度はイギリスのレースの中でも群を抜き、
「ダービーを10回勝つより、グランドナショナルを1回勝ちたい」
という言葉もある。
1 中山大障害
天性のジャンパー/障害競走改革と中山大障害/東洋一の競馬場へ大障害創設
2 ベルノートとブリッカバック
ある青年の野望/競走馬輸入の高いハードル/入国審査と競走馬登録/マンノウォーの血
3 障害馬フジノオー
物置のアラブ馬/下総中山行方不明事件/障害の血統/どん尻人気の大障害/二度目の一騎打ち/対タカライジン、最終決着
4 4連覇の代償
「勝ち抜け制」の亡霊/「酷量」との戦い/最後の中山大障害
5 グランドナショナル
ダービーを10回勝つより……/ナショナルハント/長すぎるし、重すぎる/グランドナショナルというレース/仕掛けられた16の罠
6 日本と世界との距離
メディアの苦心/チーム・フジノオー/馬が飛行機に乗る/イギリスからの条件
7 フジノオー、海を越える
出発直前のアクシデント/アメリカへの入国/いざ、ロンドンへ/新聞記者に囲まれる/イギリスの調教環境
8 グランドナショナル1966
混乱を極める現地情報/辿り着いたグランドナショナル/悪条件に重なる悪条件
エピローグ
あとがき
巻末資料


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