良書です。
東京ワンルームマンションへリノベーションを施す投資手法について詳細に解説されている内容。
内容はかなり濃く、本題のリノベーションの話に入る前に、財務諸表を使って不動産投資そのものを本質的なところから説明をしているが、類書ではなかなか出てこない内容で、なぜ不動産投資が資産形成に繋がるものなのかがよく理解できる。
東京ワンルームマンションにこそリノベーションを施すべき、というのが本書の主張になっているが、その根拠もデータや実経験をもとにしたしっかりとしたもので、納得感が強い。
不動産投資本でありがちな、始めるとすぐに儲かって何もせずに不労所得が生まれる裏技があります的な内容ではなく、地に足のついた感の強い内容で、その分面白みや刺激にはかけるが、不動産投資の本質をしっかりと理解して大きなリスクを負うことなく、着実に資産をつくっていきたい方にはおすすめです。
著者自身も15年以上、不動産投資の経験があり、所有している東京と福岡のマンションの収益性を、実際のキャッシュフローを元にリアルに比較している箇所は興味ぶかい。
不動産投資を始めるまでのことを書かれた書籍は多いが、始めた後の収益性を高めることに言及したものはほとんどなく、所有後に収益性を高めるリノベーションという投資手法を手に入れることが、購入から保有、売却に至るまでの一連のプロセスの選択肢の幅を広げる、という本書の主張に、不動産投資自体のワクワクとする発展的な可能性が感じられる。
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