本書は、専門分化が進む政治学の世界にあって、各論相互の連関性を重視しつつ、全体像を捉えるものである。政治学を学ぶ上で共通基盤となる知識をおさえ、理論と歴史の世界に初学者を誘う。そのうえで福祉国家論、そしてネオ・リベラリズム と大衆デモクラシーを論じ、一冊で政治学を網羅的に学べるテキスト。
はじめに
第1章 政治の世界
1 政治とは何か
2 行為と権力
3 制度と権力
4 支 配
第2章 近代国家
1 近 代
2 主権国家
3 ネイション
4 国民国家形成の多様性
第3章 リベラル・デモクラシー
1 リベラリズム
2 デモクラシー
3 大衆デモクラシー
4 保守主義
第4章 資本主義
1 資本主義と市場経済
2 資本主義前史
3 自由主義経済体制
4 社会主義ーー資本主義の批判理論
5 帝国主義ーー自由主義経済体制の崩壊
第5章 全体主義と福祉国家
1 第三の道ーー全体主義
2 ファシズムの展開
3 大衆と全体主義
4 福祉国家
5 社会民主主義
第6章 福祉国家の生成
1 イギリスにおける福祉国家前史
2 ニュー・リベラリズム
3 資本主義経済の変容
4 埋め込まれた自由主義
第7章 比較福祉国家論
1 福祉国家類型論
2 福祉国家の政治体制
3 福祉国家の経済体制
4 階級的政党政治の衰退
第8章 グローバル化とネオ・リベラリズム
1 「埋め込まれた自由主義」の終焉
2 ネオ・リベラリズム
3 グローバル化の衝撃
4 グローバル化の帰結
第9章 ポスト福祉国家の模索
1 社会的投資国家
2 社会的投資福祉国家
3 ベーシック・インカム
4 ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)
第10章 大衆デモクラシーの再編
1 コスモポリタニズム
2 ポピュリズム
3 リベラル・ナショナリズム
4 パトリオティズム
5 市民社会の再生
参照文献
人名・事項索引
コラム
理念型
政治経済学
生権力論
法の支配
ロックの所有論
二つのナショナリズムーーフィヒテとルナン
イソノミヤ
自由貿易帝国主義
ジェントルマン資本主義
リブーラブ
限界革命
資本主義の多様性
社会的包摂とEU
左翼による負の所得税
間文化主義


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