まるで芥川龍之介の「藪の中」だ!

同じ事柄でも、どの立場から見るかで、全く異なる意味合いを持つ。この映画を観るものは、何が真実なのか、全く分からなくなる事に、耐えねばならない。まるで芥川龍之介の「藪の中」の様な世界が、この映画の中で展開する。最後は、二人の子どもの友情のあり方に救われるのだが、それさえも、危ういバランスの上に成り立っている。この世の中の不条理さを、是枝監督は、表現したかったのかも知れない。