本書の購入者層として、トンボの研究者以外には、小・中学生・高校生等の自然学習や、自然観察イベント等の参考書として、といったケースが考えられると思いますが、判別に慣れた研究者以外は、野外フィールドでヤゴ生体と本書の絵合わせで種の同定まで持っていくのは困難と思います。個体数が多い種・特徴が顕著な種以外は、野外での判別は「アカトンボの仲間」くらいがせいぜいではないでしょうか。線描図を多数取り入れているのは、大変よいと思います。