本書は2001年12月に八王子セミナーハウスで開催された第33回種生物学シンポジウム「植物の生活史-フィールド研究の現状と今後の展開」の講演内容に基づいている。幸にも日本には、「植物の生活史研究」に関して、世界をリードする数多くの研究者がいる。したがって、シンポジウムの講演者、すなわち著者の選択に苦労はなかった。本書では、各研究者の研究対象や解析法が多岐にわたるために各章は比較的独立した形で書かれているが、多様な植物群の生活史解明のために日々格闘している研究者のフィールド研究のモチーフやデザイン、そして対象としている植物の生活史のビビッドな実態が紹介されている。
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