前半は、矢沢が助として料亭・高村へと赴く仙台編。後継としての気負いから些か暴走気味の高村に対して一計を案じ、職場の和を蔑ろにせぬよう諌める。後半はオーソドックスな、藤村を舞台とした人情譚。旧シリーズらしさはすっかり回復したとはいえ、やはり序破急の急が本当に性急すぎて、いまひとつ余韻を残しづらい印象。矢沢の妻・安ちゃんがいきなりのキャラ変を遂げており驚かさられる面もあるが、意外と違和感はない。むしろ、シリーズに新たな展開とバリエーションを持たせるには、なかなか有効な旧キャラリサイクル法ではないかとも思う。