日本の精神科医療の質の向上のために。

この本は名著ではないか?日本の精神科医療が海外にくらべ、いかに遅れているかを考えさせられる。日本の精神科医療は薬物治療に偏り、社会的あるいは心理的治療が軽んじられていると云う指摘は正しいと思う。本人の意思を無視した薬物治療の強制は良くないと思った。身体拘束による人権侵害も日本では日常化している。アイヒマンの名前まで使っているところに著者の覚悟と勇気、そして良心を感じた。日本の精神科医療に疑問を感じている人には、必読書と言って良いと思う。日本の精神科医療の水準を世界水準に向上させるためにも。