ひとつの完成形…

英海軍中佐が実体験をモトに書いた小説の映画化です。 敵ながら、お互いの手腕を認め合い、尊敬し、 友情へと繋がる…ひとつのパターンの完成形です。 そこまでにいたるプロセスの見せ方が コンパクトにうまくまとめられ飽きさせません。 いわゆる脚本、演出で勝負の頃の 映画として、際立った作品です。 潜水艦モノの映画を作る時に、 製作者サイドが必ず意識するのが この作品と、【Uボート】【レッド・オクトーバーを追え】 だそうです。 もうひとつの特典?は『吹き替え』にあります。 昭和50年代ぐらいでしょうか、 当時、9時台に放送されていた映画は、一家団欒、娯楽の中心だったので、 局側も吹き替えに関しては非常に力を入れており、 芝居経験(必須)がある劇団員などから発掘して、 俳優一人ひとりに数人をアテて、ベストな声質、 組み合わせを吟味したそうです。(水野晴男 談) なので、この俳優には彼、彼女と揺るぎない『定番の声(声優)』が 確立し、職業として成り立つきっかけにもなりました。 翻訳も良く、声質に合ったセリフ回しの妙もあり、 作品の魅力を引き立てているのも事実です。