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シェイクスピアの魅力が分かりやすくまとめられています。 [本の内容]……小見出しをピックアップしてみました。 ◎第1章 シェイクスピアはペストをどう描いたか ──プロローグに代えて ◎第2章 五つの作品を読む…… 1.『ジュリアス・シーザー』…果たして群衆は愚かなのか? ストーリー/『ジュリアス・シーザー』が上演された政治的背景/ブルータス、アントニー──生と死を賭けた二人の追悼演説/巧妙なレトリックに扇動された群衆は果たして愚かなのか?/ブルータスの妻・ポーシャの嘆き 2.『マクベス』……── 人生は歩きまわる影法師 ストーリー/王殺人の首謀者はマクベス夫人/魔女が操る三つの予言/明日、また明日、また明日と、──Tomorrow Speechをどのように解釈するか/「女の生んだもの」とは?/シェイクスピア作品の主たる人物に名のないのは「マクベス夫人」のみ 3.『リア王』……リアを再生させた自然の力 ストーリー/末娘コーディリアの裏切りか、それとも暴君の我儘か/「無」=Nothing Speechは「満ちていること」の逆説/リアを再生させた自然の力/無名の召し使い──シェイクスピアが描いた偉大な英雄の一人/エドマンドを忘れない!/シェイクスピア時代の検閲 4.『ハムレット』……“復讐すべきはわが母!” ストーリー/『ハムレット』は復讐劇か?/「誰だ?」──転倒した誰何/“復讐すべきはわが母!”──心弱きもの、おまえの名は女!/世界文学の極北──“To be, or not to be, that is the question.”/なぜ、ハムレットは復讐にむかわないのか──ひとつの仮説/“TO be, or not to be, that is the question.”の邦訳一覧 5.『夏の夜の夢』……妖精が舞う森は、夢が現実となる場 ストーリー/「夏の夜……」なのに、六月の夏至祭のはなし/愛は理性を砕く──気まぐれと怪しげな想像力/「存在の鎖」に対するシェイクスピアの批判精神 ■第3章 危機の時代──シェイクスピアの作品が現代に問うもの シェイクスピア誕生以後のペストの悲惨な状況/シェイクスピアの五つの作品と現代/人は生態系の一部──自然と共生して生きる/人は「時々刻々腐っていく」存在