この巻に収録されているお正月の話は、大人になった今だから余計に心に沁みる作品かもしれないなと思いました。本人は「今日も私は失敗ばかりだった」と思っていても、実は思いがけない人を無自覚で救っている、だけど本人も周りもその事には気付かない。そういうのってなんだか素敵だなと、読んでいて心がじんわり温かくなったような気がしました。日々の生活の中で失敗続きで心が折れそうになった時、この話をの事を思い出して自分の心の持ちようを軽くすることができたらいいなとおもいます。改めて藤子・F・不二雄先生にお礼が言いたくなった、そんな一冊です