百年近く前の大衆小説をこうして普通に楽しんで読める幸せをしみじみと感じます。漢字と仮名遣いは現代のものに直してあるとはいえ、今では使わないような用字が多々あり(もちろんルビ付きです)、おまけに登場人物が異国人なので、自然に現実離れした世界に連れていかれる思いです。