可能性を感じる
アクションシーンの構図やコマ割りに多少わかりづらさがあるが、およそ丁寧に描かれており楽しく読めた。
日本神話や古墳時代をモチーフにした作品は、以前なら諸星大二郎や星野之宣の独壇場だったが、ここ数年『古代戦士ハニワット』や『カムヤライド』など、新しい世代の作家による作品が出てきて嬉しい。
本作では神々が「巨神」であり、魔獣たちから人間を保護し共生している設定が新しい。第1巻では主人公ツチマルの過去と、パートナーとなる巨神タケホムラヒメの紹介にとどまるため、まだ評価は難しいが、今後に大いに期待できる内容だった。
特にタケホムラは魅力的で、言葉づかいにもう、やられた。もっと彼女とツチマルのやりとりを読みたい。
作中、タケホムラの髪が乱れたのをツチマルに編み直してもらう描写があるが、あの髪型はツチマルの死んだ妹ハナバと同じであることに気付いた。あそこはとても良いシーンだ。
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