ガレ好きの方の必読書です。

詳しい専門的な内容の著書です。 ガレに関する多くの誤りが指摘されています。 とりわけ興味深かったのは、ガレの「悲しみの花瓶」という黒いガラスのシリーズが高島北海の墨絵の影響から生まれたという説が誤りであることが明らかにされている点です。 この主張は確かな根拠を伴わない単なる空想に基づくものであることが指摘されています。 (もともとこの説は「ガレと高島の間で交わされた会話内容を想定して組み立てた推論」であったとあります。)また、この説を提唱している鈴木潔という方や由水常雄という方の書いた書物にはたくさんの誤りがあり、それらが詳しく解説されています。 ガレ好きの方には欠かせない著書です。