濃い一冊です

ショパンコンクール予選一次で落選した人気ピアニスト、アダムスキに自分のピアノに自信の持てない雨宮が「あなたは何のためにピアノを弾いているのですか?」との問いに対する答え: 「僕を幸せにしてくれたピアノを一人でも多くの人に聴かせたいんだ!」 落選に意気消沈したかつての弟子を会場の外で一人待っていた先生の言葉: 「ショパンに聴かせたかったな・・本人が聴いたら・・きっとおまえさんを大好きになるよカロル!」 この他にも素敵な言葉が散りばめられています。 そして雨宮の2世としてのプレッシャー、父親の思い、パンウェイの悲劇の出自などなど、密度高く描かれています。