農民の悟り

天地に密接に関わり自然と対話する農民の生き方から目指すものを学ぶ武蔵。 農民の苦労と歓びがそのまま信仰に似た自然への畏怖に繋がっていることがよくわかる丁寧な描写はさすが。剣の道、仏の道と同じように「農の道」を往く秀作もまた他人と関わることで完成していく姿は感動的だった。 稲作農村の厳しさと人間の労働讃歌をここまで骨太に描いたマンガはなかなかない。すでに剣豪マンガの範疇を完全に超えている。