映画で見る前に読む

この小説を読んだ人の大半は、感動で涙することと思います。 生前の宮部を知る11人の話を孫息子が聞いていく過程で、軍上層部や指揮官たちの当時のあり方、考え方、開戦当時のゼロ戦の性能や飛行技術がいかに素晴らしかったか、特攻で死んでいく若者たちの心情、愛する人への心等などはすごく興味深かったし、驚きもし、また悔しさも大いに感じました。 最後に「おじいちゃん」と実の祖父宮部の運命的なつながりが明らかとなりますが、そこらあたりは引き込まれるように読んでしまい、涙腺のもろい私はティッシュが手放せませんでした。作家百田氏のすぐれた力量のなせる技です。 読まれた方の中には、【8割が史実で坂井三郎の「大空のサムライ」のパクリで、残りの2割だけが百田氏の創作で小説としては浅薄だ。】と言う人もいます。 けれど、若い人たちが戦争というものを考えるきっかけになれば、この小説はおおいに価値があると思います。