あなたが幸福になる方法
本書は哲人と青年の対話形式で綴られています。
アルフレッド・アドラーの個人心理学を語る哲人に対し、青年が懐疑的な意見を述べ続けることで話が進んでいきます。
疑問と回答によって理解を深めていく構成ですので、このような形式が苦手という方は避けた方が無難です。
個人的には気持ちの整理をつけやすくする内容だなと感心する点と、共同体云々の辺りの受け入れがたい点がありました。
アドラーの心理学を本当に理解して、生き方まで変わるようになるには「それまで生きてきた年数の半分」が必要になるとさえ言われています……という記述に関しては、言い訳がましい気もしましたが、日々「生きづらい」と感じている人には、常識へのアンチテーゼとしてオススメです。
以下は気になったポイントの箇条書きになります。
・過去の原因ではなく、今の目的を考える
・フロイトのトラウマを明確に否定
・不幸なのは不幸であることを選んでいるから
・人間の悩みは、すべて対人関係の悩み
・我々を苦しめている劣等感は「客観的な事実」ではなく「主観的な解釈」
・他者の評価を気にする=他者の人生を生きる
・「それは誰の課題か?」という視点から、自分の課題と他者の課題を分離
・褒めるという行為は「能力のある人が、能力のない人の下す評価」
・人生の意味は、あなたが自分自身に与える
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