(小説) 謎解きとしてではなくヒューマンドラマ(ストーリー)として とても良かったです。 重い設定ですが伊坂さんの真骨頂である 人物の魅力と軽快な会話でフワフワと物語に入り込めた印象です。 回想が入り混じる構成で登場人物それぞれの人となりや葛藤が理解しやすく 物語全体にすんなりと厚みを出しています。 またセリフに温かさを感じこの家族の陽の部分が素直に好きになりました。 苦悩しながら達観した父の強さと軽快さが最高に格好良く そこに作品の土台を感じ幸せな気分を味わいました。 陰の部分やラストは全体の流れから違和感が無いというか 登場人物のイメージを壊す事も無く読後感も良かったです。