数学が苦手なので、興味を持って購入。大変面白く、すらすらと楽しく読んでしまった。8時間きり記憶を保てない博士と、子持ちの家政婦という設定が、最初は??だったのですが、彼女が持ち出される数学に取り組む姿勢、性格の良い息子、天才学者にいつしか慕情を感じる主人公と、博士の恋人というトライアングルの構成がさりげなく見事。数式の解き方をこういう楽しく見る方法があるというのも知りました。
数学の得手な方には物足りないかもしれませんが、物語の中で、友愛数などということを恥ずかしながら今頃知って、数学は美学であるといった岡博士を思い出します。
また、登場人物が、大変興味深い関係であり、微笑ましくもあり、その中に数学的な関係が織り込まれているのも素晴しい。後味も良く、数学にもう一度チャレンジする気持ちになりました。
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