文庫本になるのを待っていました。 小川洋子さんといえば、「妊娠カレンダー」を読んだぐらいですが、今回も小川ワールドが広がっているなと思いました。 一見グロテスクなものでも、なんだかとても無機質なモノに変えてしまったり、 無機質なモノを逆にグロテスクで生々しいものに変えたり。 理系人間の不器用さ、意固地さがよく書き表されている作品だと思います。博士への愛情がとてもよく伝わります。 ある意味で、R-15にしたい。 (こんなの大人じゃなくちゃわかんないよ。) 大人のための贅沢な作品です。