映画館を出るときには映画の主人公になっている…そんな感じで一気に読んでしまい、その間は、冷静でクールで頭の回転の速い、ある意味ではストイックに生きる、鍛え抜かれた肉体を持つフェイダナウエイ張りの女主人公と、非日常の中にどっぷり浸りきってしまいました。(30-40代の女性には多分,この女主人公の魅力に取り憑かれるかも)村上春樹の本は初期の頃のみ読みかけてやめてしまいその後全く読んでいませんでしたが、これは、バラバラだったパズルがはめ込まれていくような、非常に面白く「読ませる」本でした。他の書評を読むと色々ですが、私には文句なく面白かったです。俗っぽい凡人でよかったのかも、なんて思いながらも読む前と読む後の自分はなにか変わっている気すらするのでした…。
他のユーザのコメント