構成は誘拐犯の母目線の1章、 誘拐された娘(事件から数年後)の目線の2章とあり、 特に1章はハラハラし先が気になりどんどん引き込まれます。 許されない犯行とはいえ、極悪人ではない誘拐犯になぜか魅力を感じます。 乳児を抱えての逃亡劇は少々リアリティが薄いと感じますが(育児が上手くいきすぎて) 全体的にいい本だったと思います。 しばらくしたらもう一度読みたい、と思えるぐらい。 ただ、予想外に逃亡劇がほんの幼児期までだったこと、 本の帯に煽られどんな衝撃のラストかと思ったらそうでもなかったこと (いい終わり方でしたが)が少し肩すかしを食らった気がするので☆4つ。 切なく考えさせられる内容でした。