『あんじゅう』のあとに読んだので、本当に同じ作者なのかと驚いてしまいます。
宮部さんの重たいほうの作品です。初めのうちは、そんなことは日常的にはないことと思って読んでいましたが、誰でもほんの小さなきっかけで迷い込んでしまいそうな、人間の弱さや自分勝手な思い込みなど、いろいろと考えさせられる作品でした。ただ、容疑者の声も聞いてみたかったようにも思いました。同じような不幸な境遇の女性に近付き、きっといろんな話もしていて、それなのに自分の幸せのために、自分の過去を捨て、その女性になり済まして生きていくために殺害する時、いったいどんな思いだったのかと思います。
他のユーザのコメント