面白いです。
東野圭吾さんは人物の心理描写が非常に緻密で大好きなのですが、この作品もその心情や経緯をじっくりと書いてあり、最後まで一気に読みました。
この作品は被害者の家族に焦点を当てており、究極の選択を選んだ事に対し是か非か、法律とは何なのかという事を問いかけています。
心理描写が的確なため、単なる小説や遠い出来事というよりも、明日自分が同じ状況になるかもしれない、と身近な事として「法」を考えさせられましたが、その辺りがさすがだなと思います。
設定の対岸に「手紙」がありますが、この作品の方がもっと法律や社会というものの善悪を表面に出しています。
裁判員制度がまもなく本格実施ですから、参考書籍として推薦されてもおかしくない作品かと。とても考えさせられました。非常に面白い作品です。
ですが、単純に小説に入りこむと非常に悲しく辛い作品でもありました。
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