精神科医の伊良部のもとに訪れる、一風変わった症状を訴える患者たちの短編集です。デブで不潔で変態の伊良部医師が、おそらく偶然に口にした言葉や行動で、結果的に救われて行く患者。それぞれの患者の視点で描かれていますが、よくよく読むと、精神的な異常があるから故の言動が隠されており、また一層深みが増します。