トリックの面白さを楽しめる短編集です。一番印象に残ったのは「騒霊ぐ(さわぐ)」で、借金の返済に困った人物が日ごろ交流のない親族のことをふと思い出し、アイツの金を使えば・・・と画策するけれども結果的には失敗する話。表題作の「予知夢」を含めて、極めて低い確率でしか起きないはずの事象があまりにもタイミングよく起きた場合、それは偶然ではなく必然つまり「誰かの作為の結果」である可能性が高い、ということが共通しています。仕組んだ者勝ち、にしちゃいけないですよね。