ブックス

著者の別作品を最近読んで失望したため、暫く手にするのを止めようと決めたばかりですが、ランキング上位に入っていたので、期待せずに購入しました。 【印象】 ドラマになったようですが、ストーリーも知らずに読んだのが良かったようです。 ボリュームがありましたが、展開が面白く一気に読まされました。 (中間部が詳細過ぎて中弛み感もあり) 【ジャンル】 推理小説ではなく、"絆"をキーワードにした人間の情を描いた小説だと感じました。 【ネタバレ】 犯人探しには余り意味がないと思いますし、著者もそこに焦点をあてていないようです。 犯人探しと考えると、伏線がアンフェアだと感じるでしょうし、犯人の最後も簡単過ぎます。 主人公の3兄弟の"絆"、そして最後の場面では、主人公の一人に、この"絆"を口にする男が重要な役割を果たしています。 ラストシーンは、著者にはめられていると分かっていながら、やはり、胸が熱くなりました。 この一人の男が、詐欺の世界に登場する人間達の嫌らしさを浄化してくれます。 【感想】 楽しめたと純粋に感じました。 女性読者の方の方が評価が高い小説でしょう。 犯人探しは最初から止めて、絆と言うキーワードで描かれている人間の繋がりを感じながら読まれることをお勧めします。