すべてポラリス
雑誌「ダ・ヴィンチ」の三浦しをんさん特集を見て購入してみました。
主人に恋する犬の短編が含まれていると作品紹介にあったので読んでみたくなって即買い。
その「春太の毎日」(この「毎日」とタイトルに付けたところが的確で秀逸)も大変ほほ笑ましくてよかったのですが、オッと思ったのが「森を歩く」、そしてグッときたのが「冬の一等星」でした。
「冬の一等星」は自分にとっては不意打ちで、電車内で読んでいてヤバい泣けてくると慌てさせられました。
胸の奥をコンコンとノックされた気がして、恋愛小説は好みではないのに、まさかの何度も読み返したい大事な一編となりました。(恋愛小説でくくる作品集ではないのかもしれませんね)
こういう不意打ちがあるから読書はやめられません。
星5つはこの「冬の一等星」につけました。
<そうして見せたその笑顔>や<細い線をつないで誰かと夜空に美しい絵を描けること>など、時や距離が遠く離れても、この先の道をいつも静かに指し示すポラリスを描いたおすすめの作品集です。
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