少し前に単行本版を本屋で見つけ、あらすじを読んで「めちゃくちゃ面白そう!」と思ったのですが、もうすぐ文庫化されるということを知り、すぐに予約して到着を待ちわびていました。 購入後は一気読み! 「方舟」に閉じ込められた若者グループと1組の家族。1人が方舟に閉じ込められることで、他のメンバーは脱出できる。そんな中、方舟内で殺人事件が起こり……という内容。 「誰が犯人なのか」と「誰が方舟に残り、他のメンバーを救うのか」という2つが軸になりますが、「犯人が方舟に残るべきだ」という一応の合意が取られ、方舟内での犯人探しが始まります。 結末は、本当に「やられたな!」と言った感じ。ミステリーで気持ちよく騙されたい方にオススメです。 ただ、面白かったのですが、やや不完全燃焼な部分もあり、一家が方舟にきた背景であったり、若者グループの過去の人間関係であったり、もう少し掘り下げてほしかったなぁ、と。 でも、それを差し引いても面白かったので、いつか映像化してほしい小説です。