報道でかなり話題になった事件のルポルタージュ。母と娘の異常な関係性については本書を読む前から予想できていたが、娘には何度も母からの呪縛から逃れることができる機会があったのではないかと思うのは、レビュー者が当事者ではないからだろう。娘を不幸にするのが母の本心ではなかった筈だが、母は娘が不幸になっていることを気づけなかったものと思う。