勇気を与えてくれる作品です!

本書は、独特のタッチで物語を紡ぐ西加奈子氏の傑作です。男に騙された母・肉子と一緒に流れ着いた北の町で細々と、しかし大胆に生きていく母娘の物語です。肉子はちょっと太って、恥ずかしいけれど、唯一の母であり、信頼できる唯一の人です。そんな気持ちで生きていく娘と、苦悩にも負けず、天真爛漫に生きていく母の人間模様が織りなす傑作です。